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耳岳(マドンナ岳)
耳岳(1202m)は、モッチョム岳(944m)、割石岳(1410m)と並んで古くから地域の山岳信仰の象徴とされていきた尾之間三山のひとつ。二つの巨石が交互に突き出て見えるその姿は、屋久島教会の前庭から望むと天候や光の具合によって、幼いキリストを抱いた聖母マリアの胸像のようにも、また殉教後のキリストを胸に抱く母マリアの姿にも見える。地元では、「マドンナ岳」とも呼ばれている。
「ピエタ」1497-1500年 ミケランジェロ作
(ヴァチカン サン・ピエト ロ大聖堂)
「太公の聖母」1506年 ラファエロ作
(フィレンツェ ビッティ美術館蔵)