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応援メッセージ

郡山健次郎 / 鹿児島教区名誉司教

シドッチ神父様の夢の続きをみんなで形にしていきましょう!

 聖堂下の藪に覆われた土地を見たときは、その広大さに圧倒されました。漠然と「何が出来そう」と思ったことを覚えています。子どもたちのためのキャンプ場ができるかもしれない。そんな月並みな感想しかありませんでした。

 いつだったか忘れましたが、古居さんから記念館の構想を聞いたときは、自分の夢の貧しさを恥ずかしく思ったほどです。私には壮大すぎる話だったからです。それで、「ぜひお願いします」みたいな返事しかできなかったように思います。

 最近手にした鹿児島教区の広報誌で記念館建設計画が具体化されたことを知ってとても嬉しいでした。それに中野司教も理事の一人になっていると知って、計画そのものもさることながら、屋久島が一層身近に感じられました。何よりも、古居さんの熱い思いがついに形になってきたことが嬉しくて、早速、貧者の一灯を捧げました。古居さん、ホントにおめでとうございます。今後も微力ながら協力させてください。  みなさん、シドッチ神父様の夢の続きをみんなで形にしていきましょう。

郡山健次郎 / 鹿児島教区名誉司教

柳澤 正 / 無職ときどき文筆家

ひとりの人物を掘り起こすことで見えてくる時代のダイナミズム

 あらゆる人間の内部にはそれぞれ他の文化や伝統が過不足なく集約されているはずである。従って、ひとりの人間をつきつめて理解し、感受しようとする試みは、我々にその時代のダイナミズムをつきつけてくることになる。そしてまた、その人間の心のダイナミズムをもつきつけてくるはずである。

 屋久島にシドッティ記念館が設立される運びとなっているようだ。きっかけは古居智子氏の『密行』という稀有な作品であったろう。数奇な運命と自らの意志に翻弄されたイタリア人宣教師シドッティが屋久島を始めとしてたどった足跡と苦難、そして思わぬ場面での日本人への啓発の足がかりは、私にとっても意外であり、驚きでもあった。

 氏の直感はここを巧みにとらえたようだ。氏には、ひとりの人物を掘り起こすことで見えてくるであろう人間の真実への作家的情熱がある。これゆえに、硬質な文体で実証的に描かれる宣教師は、客観視というスポットライトを氏から嫌というほど浴びせられて、江戸時代から再浮上した観がある。

 かの宣教師がたどりついた最初の日本の地、そしてその時代と人間像を見事にあばいて浮上させた氏の拠点、屋久島。これほど記念館にふさわしい場所は、他にないだろう、

 宣教師シドッティの鎮魂、そして氏の情熱を讃える記念館として、多くの人に注目していただきたいと願う。

柳澤 正 / 無職ときどき文筆家

michi / 保育士

素晴らしいプロジェクトです

 屋久島の未来のために、応援します。

記念館の予定地に行ってみましたが、海がきれいに見えるとてもステキな場所でした。

michi / 保育士

かすみん / 山小屋小屋番

屋久島大好きです

ぜひ応援させていただきたいです。

かすみん / 山小屋小屋番

竹田昭彦 / カトリック新聞社

素晴らしいコンセプトです。

 素晴らしいコンセプトですね。完成式が待ち遠しいです。シドッティ神父の功績と生きざまを混濁している世界に今こそ生かす意義ある事業です。

竹田昭彦 / カトリック新聞社

黒飛 淳 / 画家

屋久島的な手作りの楽しみ

 生き方も人それぞれ。なぜかその違いがそのまま多様性、豊かさとして、心地よく自由に存在しているのは、やはり屋久島のすごさ、ありがたさのおかげだと思います。今回の企画は、まさに屋久島的な手作りの楽しみがあります。もうすでに島の記憶、時の流れのひとつに組み込まれているのでしょう。

黒飛 淳 / 画家

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