NPO法人やくしま未来工房について
2021年10月に任意団体「やくしま未来工房」を立ち上げ、屋久島シドッティ記念館設立準備委員会を組織して講演会、交流会、勉強会、そしてホームページ発信など準備を重ねてきました。2022年3月27日に「特定非営利活動法人やくしま未来工房」設立総会を開催し、同年5月20日に正式に県から認証を受け、NPO法人として活動を始めました。
●ご入会(正会員・賛助会員・団体会員)・ご後援についてはお問い合わせから、メールにて受け付けています。
●会費 1000円(年間)
前身NPO法人の歩みを引き継いで
“屋久島から未来へ”をテーマとして、2001年から2018年にかけて世界自然遺産登録地、屋久島における持続可能な社会の構築に向けてCO2フリー推進事業や環境教育などに力を注いできたNPO法人屋久島エコ・フェスタの基本理念を引き継ぎ、新たにSDGsを柱に地域の歴史・文化の発掘に努め、自然だけではない屋久島の魅力を発信する事業へと発展させていきます。
主な事業内容は、①環境文化創造事業 ②環境・歴史・文化の普及啓発事業 ③環境配慮型商品の開発とエコショップ支援事業とし、同時に講演会・展示などのイベントを開催して人々が集い、学び、助け合う場所を構築することを基本コンセプトとしていきます。
歴史・自然・人がつながる空間の創造を目指して
NPO法人やくしま未来工房のこれから数年にわたる注力事項としては、1708年江戸時代中期に屋久島に上陸し、新井白石の『西洋紀聞』にも記されたイタリア人神父シドッティの顕彰を柱に、メッセージ性のある物語を発信するため、「屋久島シドッティ記念館」の設立を目指します。地域との協働作業で歴史・自然・人の有機的な結合をかたちにしたSDGsに沿った共感空間を構築することで、屋久島の“新たな物語”を発信し、地域に教育・福祉・集いの場を提供できる活動を推進します。
将来的には、記念館を基軸に知られざる屋久島の歴史の掘り起こしや聞き取り調査、環境の保全、無農薬野菜や米などのエコロジカルな地域特産物の開発などさまざまな事業を展開していく予定です。